養老渓谷ではサンショウウオがいる気配がなかったので、午後からはピンポイントでいそうな場所を手探りで探すことにしました。
2/15.15:30 車を走らせていると眼下に良さそうなポイントを発見しましたが、どうみても急な崖を降りなきゃならない。K本「良さそうなポイントですが、まあ死んだら元も子もないですね。」と言われましたが、俺は必死で降りる方法を探しました。そしてある程度安全に行けそうなルートを見つけ、実行しました。自分を信じろ。そして何とか崖を降りてったのですが竹やぶが水路の上を塞いでいました↓がかき分けて進みました。 さらに下流に進むと道路から見えたポイントに行き着きました↓ 「おお・・・これはいそうだな・・・。」とりあえず高まる興奮を抑え、落ち葉を木の枝を使って1枚1枚はがしていきました。すると黒い物体がスーと出てきました、まさか・・・俺は以前こういうシュチュエーションでアカハライモリと間違えたことがあったので冷静になってもうしばらく観察していました。 少しずつ近づいてみて見ると・・・ハハ・・・キターー!!サンショウウオだーー!!うお~~!!と狂ったように叫びました。 これを聞きつけたのかK沢が崖を降りてこっちにきてくました。そして歓喜のあまり俺はK沢を抱きました。これが念願のトウキョウサンショウウオです↓ 顔はこんな感じです、とてもかわいいでしょう?↓ 俺ってばついにやりましたよ・・・K先輩!いままでの苦労が報われたような達成感と満足感でいっぱい・・・あれ、こみ上げてくるものが熱いぞ・・・アレレレ・・・。 2/16.8:00 昨日の感動醒めあがらないまま朝を迎えました。ちなみにあの後、鋸南にあるばんやの湯につかり、K田の家で泊まらしてもらいました。K田、お世話になりました、もう一日野宿は正直キツイと思ってたさ。そして今日の予定はまた別の場所でサンショウウオを探すことになりました。 棚田の有名な場所に着きました。きれいな景色です↓ そしてその田んぼの中にトウキョウサンショウウオの卵嚢を発見しました↓ ちなみに卵嚢とはサンショウウオの卵の塊のことでクロワッサンみたいのが対になっています。この卵嚢はゼリー状でそのなかの卵が孵化するまで保護する役目を果たします。 2/16.22:00 明日の朝に車を返すのでシダックスで時間を潰すことにしました。ちなみ俺は全国で1位をとりました↓ K本が中島みゆきや井上陽水を熱唱してたのが印象的でした。 2/17.5:30 千歳船橋到着。その前に渋谷駅の近くでものすごい数のタクシーに囲まれました、ハンパなかったです。ひどく疲れました。 いや~今回の旅は念願のT・Sを見ることができて最高でした。思い起こすとT・Sを探す旅の過程ではO塚と山中で凍えたり、途中で自転車が故障したり、イノシシの足跡を発見したり・・・いろんなことがありました。今回T.Sを見れたのはみんなの協力があってからこそ出会えたと思います。そしてこれからもみんなと一緒にいろいろな生物を追いかけていきたいと思います。とりあえずこれで生命の神秘!トウキョウサンショウウオ!完! by大野
by yadokenblog
| 2007-02-18 12:59
| 観察記録
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東京農業大学、野生動物研究会(通称ヤド研)では動植物をはじめキャンプ・アウトドア・登山・釣り・旅行などの愛好者が集い、さまざまな活動を行っています。
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